神戸戦、負けなかった、気がしない！

試合開始序盤、神戸は崖っぷちの危機感を、選手達全員が背負ってガンガン攻めてきた。危険なプレーも多かった。
 
梅山が右サイドを駆け上がったとき神戸の選手と交錯した！しかも、お腹に足が入り、まるで、プロレスのフライングボディーアタックを受けたかのようだった！だいぶ痛そうだ。イエローなの？レッドじゃないの？
この時点で、また、審判に対する不信感がふつふつと沸きあがる・・・
その後の、ペナルティエリア付近で菊地のシュートに後ろから足を出して、邪魔した選手にも？？？なぜ、イエローじゃないの！！？完全に後ろから足を蹴っている・・・とにかく昨日はほとんどの選手達が、よくファールで、転がされていた・・・観ていてひやひやした。頼む、怪我だけはしないで！
 
印象的だったのは、前節マリノス戦で、ヘディングの競り合いで、ファビーニョが目の下に青タンを作っていたのが、まだ残っていたことと、あの温厚なファビーニョが、神戸選手をにらみつけていたこと。それだけ、プレッシャーが強かったんだろう。それだけ危険な選手ということだ。
 
後半に入り、徐々に新潟の時間帯になってきた。マリノス戦のときのような短いパス交換でボールを前線に走らせる。それをブラジルトリオが拾って、ゴールを狙う。ファビーニョの振り向きざまのボレーシュート！前半、後半それぞれ１本ずつあった。美しいシュートだった。残念ながらゴールマウスには吸い込まれなかったが。
 
エジから、左のリマへスルーパスが出た！リマはギリギリまで持ち上がり、角度のないところから、シュート！惜しくも、ポストに当り跳ね返る。そこへ、後ろから上がってきていた慎吾のシュートが、北本の股を抜ける！と思いきや、しっかりしゃがんで、ボールを止めた？？うそだろ・・・
 
得点シーンはさすがにエジ、ファビの本領発揮というところか。エジが、相手ＤＦの間を抜けるようなパス！そこに、右サイドから上がってきたファビーニョがボールをもらい、そのままシュート態勢に・・・ＧＫが少し前に出てきたところを冷静に観て、左足の甲で、軽めに打つ！ボールは、コロコロと、ゴールマウスへ・・・１点先制！！
 
残り時間１５分になると、神戸が、攻め込む時間。一人退場を出したため、『攻撃は最大の防御』を地で行くような前係の攻撃！そのあたりから新潟の選手に疲れが見え始める。ボールが足元に絡み付いて、ミスキックが多い。そのチャンスを逃さなかったのは神戸。完全に引いた新潟。そこの位置で、ボールを奪う神戸。嫌な展開だ。
案の定、栗原にミドルシュートを打たれる。一度は、木寺がキャッチ！しかし、まだ嫌な展開は続く。また同じパターンで、栗原がミドルシュート！今度は、木寺の指先からわずかに離れたところをボールが飛んでいく。そして、ゴールマウスの左隅に入った。
 
悪夢再び！ロスタイムも、ホントに終了１０秒前に同点！
 
確か、これと同じことがあった。
ホーム千葉戦。あの時心に刻んだはず！笛が鳴るまでは集中を切らさず最後まで戦うと。
それに、まだ記憶に新しい、ホームヴェルディ戦。あの時も一人退場者が出て、数的優位に立ったはずが勝ちきれなかった。
 
このふたつが生かされていない。ロスタイム４分をどう使うのか、最後の最後まで、泥臭くゴールに向かっていくのが、新潟本来の姿だったように思う。残念ながら、アレは新潟の姿じゃない。あの時点で、時間を使って、ボールを回して・・・などという試合巧者のやり方は今のアルビには、無理だ。
どうせ時間を使うなら、たとえ入らなくてもシュートを打って、時間稼ぎをしたほうがよっぽど新潟らしい。
 
とここまで書いたら、監督や選手達のコメントが出ていることに気がついた。